2017年4月2日日曜日

レポート:みんなのデータサイト 「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト報告会」

本日は2017年3月26日(日)に開催されました「みんなのデータサイト」の
 「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト報告会」に関するレポートで、いつもの通り箇条書きです。今回は一般公開の内容です。

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集 会 名:「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト報告会」みんなのデータサイト
開催日時:2017年3月26日(日)
13:10~受付
13:30~17:00
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
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○内容
<プログラム(予定)>
●土壌プロジェクトに関わった測定室紹介&これまでの活動スライドショーご紹介
●「小さき声のカノン」主題歌、NUUさんによる歌 
●鎌仲ひとみ監督(ゲスト)&みんなのデータサイト事務局長石丸による17都県マップの解説。2011年3月当時のセシウム分布試算マップ/30年後の予測マップのお披露目/チェルノブイリ事故との比較試算/記者会見時に作成した避難の基準一覧表の説明など。
●質疑応答
●避難者のお話し(調整中)
●今後の予定(秋発行予定のアトラス版マップについて)
●本日の参加団体自己紹介、ブース出展+交流タイム
など。

【ブース出展団体】(3月10日現在・10団体)
●3+1 (サンタスイチ) http://3tasu1.com/
河合弘之 × 鎌仲ひとみ × 舩橋淳 3人の映画監督+1(あなた!)による映画による、日本変革プロジェクト
「日本と原発」×「小さき声のカノン」×「フタバから遠く離れて」。当日は、DVDや書籍などの販売をいたします

●飲食セーフティーネット http://fbsnetwork.com/
飲食セーフティーネットワークは、お客様に安心安全をお届けすべく、放射能対策を実施している外食産業のネットワークです。案内を配布いたします。

●NPO子ども全国ネット http://kodomozenkoku.com/
2017年1月発行の冊子「ほうしゃのう きほんのき」(柚木みさとさんイラスト、監修:崎山比早子先生、小豆川勝見先生)の頒布などを行ないます。

●原子力教育を考える会 http://www.nuketext.org/
この程完成した学習用DVD「放射線のホントのこと」を支援金でお分けします。

●ゼンダマフェス https://zendamafes.wordpress.com/think-to/
2016年7月の選挙の際に、お金儲けのためではなく “未来をつくるためにあしたを選ぶことの大事さ”を伝えるため「GO VOTE!」(選挙に行こう!)を合言葉に企画し、横須賀三笠公園で開催された音楽フェス。
当日の模様を収録したDVDを支援金でお分けします(出演・ゲスト:堀潤、中川五郎、ウォン・ウィンツァン、JIINO、ロバート・ハリス、石田純一、丹下紘希ほか)。

●沖縄・球美の里 http://www.kuminosato.com/
福島のこども保養プロジェクト「球美の里」です。活動案内をします。是非、保養を応援してください。

●みんなの放射線測定室「てとてと」(測定室)
http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/
宮城県南部にある、農家と市民のための測定室です。
「てと春2017」の資料販売を行います。

●アスナロ(測定室) http://www.lab-asunaro.jp/
東京都板橋区にある市民測定室です。
ふくしまの子ども達の保養プロジェクトの活動資金にするための手作り手芸品(ナイロンたわし、帽子、バッグなど小物)を販売します。

●東林間放射能測定室(測定室) http://www.minnanods.net/labs/higashirinkan.html
神奈川県東林間の、自然食品チャンプール内にある測定室です。
当日は、HSF(ホットスポットファインダー)の実演を行います。

●みんなのデータサイト
当日は、みんなのデータサイトオリジナルグッズの販売や資料の頒布などをします。
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参加費:500円 (定員:160名(先着順)) 
※ブースが増え、入場者数が減りました。お早めに参加申込ください。

*以下のお土産付き*
・データサイト作成による2011年当時の減衰補正マップ、事故から30年後の予測マップ
・データがつなぐネットワーク「市民放射能測定 4年間の軌跡とこれから」―放射性物質が降り注いだ食品と土壌をみつめて―(冊子)
・プロジェクトのお手本となった「土壌調査プロジェクト・いわて 岩手県全県土壌放射能汚染マップ」

*お子さまもご一緒にどうぞ*
会場内に簡単なキッズスペースを用意します(保育はありません)。

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ご参加くださった皆様と、マップの完成を祝うと共に、ご協力頂いたすべての皆様と、その労をねぎらい讃え合いたいと思います。
また、データサイトの測定データが事実ベースとして存在するその力を元に、ご参加くださる皆様がどのようにこのマップを活用しようとお考えくださっているか、皆様から活用方法を披露して頂ければと思っております。
様々な活用方法を多くの皆様に共有して頂くことによって、その力は何倍にもなり、ネットワークの力で拡がっていくことでしょう。
みなさまのご参加をこころよりお待ちしております。
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(ここから開催内容です)

13:30~
配付資料の説明

13:45~
開会のあいさつ
大沼さん

市民測定所は100ぐらい誕生したと言われているが
みんなのデータサイト
土壌汚染のマップを作ろうと
このマップから何が分かるか
空間線量率ではなく
10年後、20年後、100年後とどのように変化していくのか
岩手県
マップのデータが重要な財源
ホットスポットをわざと避けて測った
本来なら10倍も20倍も密度の高いマップを国が
補完するようなデータをまだまだ必要
土壌を調査し、県には健康調査を要求していく

13:50~
みんなのデータサイトとはの紹介
多くの市民測定所データを1つのデータベースに登録してもらい、誰でも簡単に検索ができるサイト
みんなのデータサイトの目的
土壌測定プロジェクトの始まり
まずは食品から
食品1万件→次は土壌ではないか
土壌中にどこに、どれだけの放射性セシウムがあるのか
事実を知りたい、記録に残したい
採取方法の統一がカギ
2015年1月→最初の土壌採取講習会

福島県内のモニタリングポスト
福島県の空間線量
土壌プロジェクト開始のいきさつ
採取の様子
採取ポイントが増えていく様子など
全国各地で行われた大小採取講習会及び説明会
合計105回
空白域採取への移行
ラストスパートから一気に完成へ
コンプリートを目指して採取に加わってくださる方が増え
システムと目視のダブルチェック
どうしても埋まらない地域は、事務局がキャラバン
東京新聞にクラウドファンディング記事
測定は精度が命。助成金を得て精度検証を実施中
西の汚染が少ない土壌をベース
市民による市民のためのプロジェクト
2年半で延べ4000人が参加
ゴールではなくスタート
これをどう活用して、みなさんが、わたしたちがアクションしていくか
各出席測定室の紹介
ブース出展団体の紹介
サンタスイチ
原子力のわかる本
飲食セーフティーネットワーク
NPO法人子ども全国ネット ほうしゃのうきほんのき→1冊100円
沖縄・球美の里
GO VOTE
みんなのデータサイトのブース
みんなの放射線測定室「てとてと」
放射線測定室アスナロ
東林間測定室→ホットスポットファインダー&土壌

15:05~
NUUさんによる歌(3曲

15:25~
鎌仲ひとみ監督と石丸さんと二人で16時までマップの解説
ベラルーシの土壌汚染マップ
国家プロジェクトとしてやるべきだという
比較をするということは大切
汚染の事故というのは世界中に起きているわけじゃないですか→石油の事故とか
何のためにそれをやるのか
東日本土壌ベクレル測定プロジェクト 放射性セシウム汚染度経年変化マップ2011-2111
100年経つと減っていく状況がよくわかる
どのように
放射性物質が崩壊し、他の物質に変わった時、何かしらの化合物を形成し、非常に毒性の高い化合物になるという可能性を研究していない
念のため屋内退避とかもっと言っても良かったと
全然大丈夫と言うことが多かった
甲状腺の被ばく量を100人でも200人でもすぐになぜ調べなかったのか
半年たってから調べだした
残った人が95%
避難もせずに残った
国際基準は1mSv/y20倍の20mSv/y
「チェルノブイリ法(ロシア連邦)及び日本のゾーン区分」試算表

15:55~
写真付きで~
質疑応答→アンケートに触れて
このデータをどう活用していくか

16:05~
避難者のお話
顔出しNG(写真や動画はNG)
福島県いわき市から東京都八丈島の方へ避難し、埼玉県へ避難
主人は2011年4月に仕事の関係でもどった
いわき市で新築した家も8年しか住まず、築11年で売却
2年間の母子避難を経て今は埼玉で転職して一緒に住んでいる
人と人とのつながりが強い
避難しても戻っていかれた
今は私たち1家族のみとなった
埼玉県に2件あったというがそんなもんではない
親が避難して生活が苦しいのでこれ以上心配かけてはいけないと
一週間後に打ち切りになる無償の住宅
安心だ、復興だという言葉に流されずにもっと声を上げていかなければならないと
福島県から避難してきている方などに、そっと手を差し伸べて頂けると助かる、安心する
もっと勉強して周りの人たちに草の根運動を

実情が見えなくなってくる

16:15~
「環境濃縮ベクレル測定プロジェクト」について
濃縮している量が全く違う
μSv/hで測定したがBa/kgだと相当な数値になることもある
Bq/kgの数値のみで見ていくのは避けていきたいなと。μSv/hでも確認していく
あまりにも数値が高い(ひどすぎる)ところは除染を
自治体に対する対応方法
望んだ結果は返ってこない
事故原因は東京電力の事故によるもの
推進してきたのは市町村
除染は自治体に押し付けられている
うまく交渉をやっていくと、柏の交差点エリアのところで
詳しい話は4月3日に東林間測定室で報告会を行いますので
128万Bq/kg→61.7μSv/h(ほぼ直置き)
土壌ベクレル測定プロジェクトは濃縮されている場所は避けたが、今後は濃縮されている場所も探して出していかなければならないなと

16:25~
今後の予定
アトラス版のこと
データを活用してもらいたいこと
公的データも含めて分かりやすく
1か所1か所採取する苦労、測定したデータを入力
都県別のマップ(10都県しかいまはないが)
予約も可能なので

16:30~
閉会の挨拶
ふくしま30年プロジェクト 阿部さん
土壌測定結果3,000件
来場された方は関心を持っていただいているが
福島県内での現状
NHKで毎日天気予報と同じ感じで各地の放射線量だったり
福島県民については、これをいまさらという感じはある
逆に県外の方が関心があるのにという矛盾を抱えている
首都圏の方々、全国の方々からご支援をお願いしたいと思う

















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・Facebookファンページについて
おのみち -測定依頼所-」のFacebookのファンページを作成しました
皆様の「いいね!」をよろしくお願いいたします


・利用料等の口座を開設しました
トラブル防止のため、利用料等は口座振り込みをご利用ください
「利用料口座の開設」と「広告用チラシの刷新」について

・長時間測定を可能にするために、測定室の環境整備を行っています
長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等では、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
・非電化工房へ長時間測定についてお問い合わせ内容等
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