2016年11月16日水曜日

土壌(畑・非標準)・千葉県八千代市吉橋(2016年)

本日は、ご依頼のありました土壌(畑・非標準)についての測定結果です。
採取地名は、「千葉県八千代市吉橋」

千葉県八千代市吉橋の畑の土壌です。
採取方法が不明なため、みんなのデータサイトで比較不能な非標準の土壌です。
(※東日本土壌ベクレル測定プロジェクトの対象ではありません。)

先日のキャベツを栽培された畑の土壌となります。

「キャベツ・千葉県八千代市吉橋(2016年)」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/11/2016_14.html

(測定風景)



(測定品詳細)
採取地名:千葉県八千代市吉橋
採取年月日:2016年9月6日

(測定結果)
測定時間:43200秒
重量:947.7g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度3σ(精度99.7%)
セシウム137:88.6±18.5(測定下限値0.4Bq/kg)
セシウム134:20.1±4.44(測定下限値0.3Bq/kg)
カリウム40:238±52.9Bq/kg(測定下限値3.4Bq/kg)

(判定方法):スペクトルからのピーク
セシウム134
605keV:○
796keV:○

セシウム137
662keV:○

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:○
1120keV:△

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

(まとめ)
天然核種
「カリウム40」
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

人工核種
「セシウム137」
「セシウム134」

の検出と判断しました。
なお、セシウム137とセシウム134の比率について考えてみますと
平成28年10月現在では
セシウム137:セシウム134=1:0.175
と言われております。
今回の測定結果は

セシウム137:88.6±18.5
セシウム134:20.1±4.44

ですので、比率に当てはめてみますと
セシウム137:セシウム134=88.6:20.1=1:0.226862...

±の範囲で考えますと
セシウム137:セシウム134=88.6+18.5:20.1-4.44=107.1:15.66=1:0.146218...
セシウム137:セシウム134=88.6-18.5:20.1+4.44=70.1:24.54=1:0.350071...

となり
「0.146218~0.226862~0.350071」
ですので、ほとんどが福島第一原子力発電所の事故による影響によるものであると推測されます。

※2016年10月3日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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