2016年5月21日土曜日

土壌クロスチェック・千葉県松戸市4地点分(2016年)みんなのデータサイト「 東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」

本日は、みんなのデータサイトの「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」で測定完了した土壌検体のクロスチェック結果についてです。

クロスチェック元は
「東林間測定室」様
http://www.minnanods.net/labs/higashirinkan.html

なお、東林間測定室様は
「チャンプール」様⇒http://champool-daily.seesaa.net/
に併設されております。

今回クロスチェックした土壌は、4地点分あります。
1地点目「千葉県松戸市松戸平潟公園」
2地点目「千葉県松戸市初富飛地緑地」
3地点目「千葉県松戸市金ヶ作陣屋前緑地」
4地点目「千葉県松戸市小金原二丁目私有地」

松戸市内の土壌を採取されている方が土壌測定結果をまとめているPDFデータがこちらになります。
http://syuramu.web.fc2.com/bqmap002.pdf

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現在、「みんなのデータサイト」では「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を実行中です。
まだまだ採取土壌が足りておりませんので皆様のご協力をお待ちしております。
採取期間は、2017年1月まで。
皆様のご協力がなければ達成できませんので、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」
http://www.minnanods.net/soil/
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※スペクトルデータは、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」に帰属しますので
公表とさせていただきます。
東林間測定室のスペクトルデータについては、公表許可を頂いております。
ありがとうございました!

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1地点目「千葉県松戸市松戸平潟公園」

(測定風景)


(測定結果)
地点名:千葉県松戸市松戸平潟公園
採取年月:2015年4月19日

測定元:[東林間測定室]
測定日:2016年4月28日
測定時間:3600秒
重量:1196
g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:2σ(精度95%)
セシウム137:291±58Bq/kg(測定下限値1.67Bq/kg)
セシウム134:74.9±15.0Bq/kg(測定下限値1.54Bq/kg)
カリウム40:354±74Bq/kg(測定下限値19.9Bq/kg)

当方:[おのみち-測定依頼所-]
測定日:2016年5月3日
測定時間:43200秒
重量:1166.6
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:305±62.3Bq/kg(測定下限値0.7Bq/kg)
セシウム134:66.1±13.9Bq/kg(測定下限値0.3Bq/kg)
カリウム40:313±69.3Bq/kg(測定下限値4.8Bq/kg)

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2地点目「千葉県松戸市初富飛地緑地」

(測定風景)


(測定結果)
地点名:千葉県松戸市初富飛地緑地
採取年月:2015年4月19日

測定元:[東林間測定室]
測定日:2016年4月28日
測定時間:3600秒
重量:890
g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:2σ(精度95%)
セシウム137:988±198Bq/kg(測定下限値2.23Bq/kg)
セシウム134:230±46Bq/kg(測定下限値2.06Bq/kg)
カリウム40:207±51Bq/kg(測定下限値26.6Bq/kg)

当方:[おのみち-測定依頼所-]
測定日:2016年5月7日
測定時間:10800秒
重量:929.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:1000±206Bq/kg(測定下限値2.5Bq/kg)
セシウム134:204±43.1Bq/kg(測定下限値0.6Bq/kg)
カリウム40:74.7±32.5Bq/kg(測定下限値17.0Bq/kg)

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3地点目「千葉県松戸市金ヶ作陣屋前緑地」

(測定風景)


(測定結果)
地点名:千葉県松戸市金ヶ作陣屋前緑地
採取年月:2015年4月19日

測定元:[東林間測定室]
測定日:2016年4月28日
測定時間:3600秒
重量:1010
g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:2σ(精度95%)
セシウム137:1360±270Bq/kg(測定下限値1.94Bq/kg)
セシウム134:312±62Bq/kg(測定下限値1.80Bq/kg)
カリウム40:173±45Bq/kg(測定下限値23.2Bq/kg)

当方:[おのみち-測定依頼所-]
測定日:2016年5月6日
測定時間:10800秒
重量:1057.9
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:1420±290Bq/kg(測定下限値2.8Bq/kg)
セシウム134:286±59.6Bq/kg(測定下限値0.5Bq/kg)
カリウム40:不検出(測定下限値18.4Bq/kg)

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4地点目「千葉県松戸市小金原二丁目私有地」

(測定風景)


(測定結果)
地点名:千葉県松戸市小金原二丁目私有地
採取年月:2015年4月19日

測定元:[東林間測定室]
測定日:2016年4月28日
測定時間:3600秒
重量:834
g
測定容器:1Lマリネリ容器
解析精度:2σ(精度95%)
セシウム137:1410±280Bq/kg(測定下限値2.39Bq/kg)
セシウム134:331±66Bq/kg(測定下限値2.20Bq/kg)
カリウム40:246±60Bq/kg(測定下限値28.5Bq/kg)

当方:[おのみち-測定依頼所-]
測定日:2016年5月6日
測定時間:10800秒
重量:942.0
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ(精度99.7%)
セシウム137:1420±291Bq/kg(測定下限値2.9Bq/kg)
セシウム134:285±59.7Bq/kg(測定下限値0.6Bq/kg)
カリウム40:61.9±32.3Bq/kg(測定下限値19.6Bq/kg)

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[クロスチェックを終えて]

○放射性セシウムの「セシウム137」及び「セシウム134」の値について
ほぼ同一の測定結果となった。

○放射性カリウムの「カリウム40」の値について
セシウム137が1000Bq/kg、セシウム134が200Bq/kgをそれぞれ超える検体では、
当方の測定器(CSK-3i)及びAT1320機にかなりのズレが見られた。

このことは、当方の測定器(特にNaIシンチレーション式の3インチ)では、
放射性セシウムが高濃度に含まれている検体を測定した際に、
カリウム40の値については、参考値となる可能性が高い。
もともと、微量な値(当方では、1Bq/kg以下)を測定する目的であるので、今後、高濃度検体(500Bq/kg(充填量は1に近いものが対象)以上のものを測定する場合には注意する必要がある。
(※測定結果からの減算処理に課題が見受けられる。)

○カウント数の処理落ち(推測)によるピーク割れについて
補足ではあるが、セシウム137が1000Bq/kg、セシウム134が200Bq/kgを超えた今回の検体について、
長時間測定(43200秒)を行うと、30000秒を超え40000秒に達するまでの間に、
カウント数の処理落ちのようなものが見られた。
セシウム137が300Bq/kg程度のものであれば43200秒(12時間)測定を行っても、ピーク割れは見受けられなかったため
どれくらいの1L当たりの充填量で、どれくらいの濃度になると今回の現象を起こしてしまうのか。
今後も測定データを蓄積して、ソフトウェアの改良に繋げていくことができればと考えている。
※測定器のソフトウェアで総カウント数を総測定秒数で割ってcpsを出してそれを測定結果に反映しているため、
ある程度の総カウント数を超えた場合、ソフトウェア上で問題が発生している可能性を疑っております。
ですので、100Bq/kg以下の濃度であれば、今回の現象は発生していないことを申し添えておきます。
(下記データ参照)

※2016」年5月3日~5月7日の測定結果です。
放射能測定結果の数値には必ず誤差があります。
また、放射能測定結果の範囲内に「放射能絶対値」が含まれる確率を、解析精度という値で表示しています。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について
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