2015年5月14日木曜日

種まき倍土・産地不明(2015年)購入先:株式会社ユーホー東広島店

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「[東日本土壌ベクレル測定プロジェクトのクラウドファンディングへのご協力について] 」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html

「クラウドファンディング」(2015年6月21日まで)
https://moon-shot.org/projects/68
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本日は、ご依頼のありました堆肥類の測定結果についてです。
商品名は、「種まき倍土」
産地は、「不明」
製造者は、「タキイ種苗株式会社」
販売者は、「株式会社ユーホー東広島店」

詳しい情報は不明ですが、実際に使用する倍土とのことで
しっかりと見てから使いたいとのことからのご依頼でした。

「株式会社ユーホー」
http://www.hc-ufo.co.jp/

(測定風景)


それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:○

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム208」(トリウム系)
「タリウム228」(トリウム系)

の検出と判断いたします。

セシウム137については、662keVにピークがハッキリとは確認できませんが、少しあるようにも見えます。
セシウム134については、605keVにピークが確認できますが、796keVにピークが確認できません。
総合的に、セシウム137及びセシウム134共に誤検出であり不検出と判断しました。

(まとめ)
天然核種の「カリウム40」、「鉛214」(ウラン系)(微量)、「ビスマス214」(ウラン系)(微量)、
「鉛212」(トリウム系)、「アクチニウム208」(トリウム系)、「タリウム228」(トリウム系)

の検出と判断しました。
放射性セシウムに関しては検出されるほどのものでもなく、
安心して使用することのできる「種まき倍土」であると思われます。
ですが、最初に申し上げました通り、662keVにごくごくわずかながら存在しているようにも見えます。
もし存在していたとしてもセシウム137が1.0Bq/kgも存在していないと判断します。

微量とも言えますので、原発事故以前より存在していたのではと推測します。
総合的に考えますと、安心して使用することの出来る「種まき倍土」であると考えられます。

食品名:種まき倍土
産地:産地不明
製造者:タキイ種苗株式会社
製造工場:タキイ種苗株式会社
販売者:株式会社ユーホー 東広島店
生産年月:2015年
入手年月:2015年3月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
製造所固有記号:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:295.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:誤検出であり不検出(<1.1Bq/kg)
セシウム134:誤検出であり不検出(<1.1Bq/kg)
カリウム40:625±142Bq/kg

※2015年3月13日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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