2015年4月6日月曜日

シナモンパウダーカシア・インド・ベトナム・中華人民共和国(2015年)株式会社アールティージャパン

本日は、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「シナモンパウダーカシア」
産地は、「インド・ベトナム・中華人民共和国」
製造者は及び販売者は、「株式会社アールティージャパン」

シナモンパウダーカシアから検出されるのかどうか、不安があるので測定したいとのことでのご依頼でした。
なお、ココアパウダーと同じく乾燥していてパウダー状ですので、測定するにあたりとても良い状態でもありました。

購入はAmazon等で出来るようです。

商品購入先

(測定風景)




それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:○
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:△

ビスマス214
609keV:○
1120keV:○

[トリウム系]
鉛212
239keV:○

アクチニウム228
338keV:○
911keV、965keV:○

タリウム208
583keV:○
861keV:○

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(ウラン系)(微量)
「ビスマス214」(ウラン系)(微量)
「鉛212」(トリウム系)
「アクチニウム228」(トリウム系)
「タリウム208」(トリウム系)

の検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークが確認できません。
セシウム134については、605keVにピークが確認できますが、796keVにはピークが確認できません。
したがって共に不検出と判断しました。

(まとめ)
天然核種のカリウム40、トリウム系、微量のウラン系を検出と判断しました。
放射性セシウムに関しては検出されるほどのものでもなく、
安心して食べることのできる「シナモンパウダーカシア(インド・ベトナム・中国)」であると思われます。

食品名:シナモンパウダーカシア
産地:インド・ベトナム・中華人民共和国
製造者:株式会社アールティージャパン
製造工場:株式会社アールティージャパン
販売者:株式会社アールティージャパン
生産年月:2015年
入手年月:2015年2月
賞味期限:2016年1月
ロットナンバー:NO DATA
製造所固有記号:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:600.1
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
3σ(測定精度99.7%)
セシウム137:誤検出であり不検出(<0.6Bq/kg)
セシウム134:誤検出であり不検出(<0.5Bq/kg)
カリウム40:173±42.1Bq/kg

※スペクトルデータについては、ご依頼者の方から公表OKと了承を頂きましたので、
公表させて頂きます。ありがとうございました。

※2015年3月1日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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