2014年10月5日日曜日

ブナシメジ(ぶなしめじ)・広島県(2014年)ホクト株式会社

本日も、ご依頼のありました食品の測定結果についてです。
食品名は、「ブナシメジ(ぶなしめじ)」
産地は、「広島県」
製造者及び販売者は、「ホクト株式会社」

ブナシメジはキノコということで心配される食品となります。
昨年も測定をさせて頂きましたが、今年はどうなのか。

「ホクト株式会社」
http://www.hokto-kinoko.co.jp/index.php

「ホクトの安全・安心への取り組み」
http://www.hokto-kinoko.co.jp/kn_en/hinsitu/no01.php

なお、昨年に「福岡県産」「広島県産」を測定しておりますので、
参考までにご紹介させて頂きます。

「ブナシメジ(ホクト株式会社):福岡県」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/04/blog-post_18.html

「ブナシメジ(ホクト株式会社):広島県」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/05/blog-post_20.html


それでは、測定結果です。

 (判定方法:スペクトルからのピーク)
セシウム134
605keV:×
796keV:×

セシウム137
662keV:×

カリウム40
1461keV:○

[ウラン系]
鉛214
242keV、295keV、352keV:×

ビスマス214
609keV:×
1120keV:×

[トリウム系]
鉛212
239keV:×

アクチニウム228
338keV:×
911keV、965keV:×

タリウム208
583keV:×
861keV:×

この度の測定結果では

天然核種
「カリウム40」

のみの検出と判断いたします。
セシウム137については、662keVにピークがはっきりとは確認できません。
セシウム134については、605keV、796keV共にピークが確認できません。
結果として、
セシウム137及びセシウム134共に不検出と判断しました。

カリウム40のみの検出と判断しました。
とても良いブナしめじであると考えられます。
ただ、今回のスペクトルグラフは、先日公開しました「鹿肉」のものと似ております。
セシウム137の部分を比べてみますと、鹿肉よりもまだ存在していないと判断しましたので不検出と判断しております。
ゲルマニウム半導体検出器で0.1Bq/kg付近まで測定した場合、検出される可能性はあることを申し添えておきます。

商品名:ブナシメジ(ぶなしめじ)
産地:広島県
製造者:ホクト株式会社
製造工場:ホクト株式会社
販売者:ホクト株式会社
生産年月:2014年8月
入手年月:2014年8月
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:1002.6
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:109±26.1Bq/kg

※2014年8月23日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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