2014年5月30日金曜日

クロスチェック:国産丸大豆しょうゆ・国産(2014年)パルシステム生活協同組合連合会

本日は、以前ご紹介しました食品のクロスチェックによる測定結果についてです。
食品名は、「国産丸大豆しょうゆ」
産地は、「国産」
製造者は、「窪田味噌醤油株式会社」
販売者は、「パルシステム生活協同組合連合会」


以前ご紹介しました測定結果がこちらになります。
「国産丸大豆しょうゆ・国産(2014年)パルシステム生活協同組合連合会」
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/05/2014.html


実は、当所の測定結果を公表後に、「座間放射能測定室」様から同じ商品で
→製造年月日の違う
測定結果が公表されました。
その際、信州放射能ラボさんのクロスチェックの結果も同時掲載でです。
http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/11384644.html


その結果としては、
「当方」→不検出
「座間放射能測定室」→検出

となっておりまして、なぜそうなったのか?
その理由としては2つ考えられます。

1.製造年月日による違いがあるのか?
2.当方の測定下限値が理論値であることから、本当は存在しているのに不検出となったのか?

1については、現在、当方が測定した製造年月日における詳しい原材料等を、パルシステムさんに問い合わせ中です。
2については、もう一度他所で詳しく測定していただく必要がありました。
ご依頼の方にもう一度お借りするべく問い合わせしたところ「900ml→700ml程度」に減っているとのこと。
今回の醤油の充填率は約1.1程度の条件も提示しまして、
700ml程度でも0.3Bq/kgまで測定可能な、測定所を探してお願いいたしました。

その結果依頼先は

「NPO法人 CRMS市民放射能測定所福島」
http://crms-fukushima.blogspot.jp/

でお願いすることとなりました。
測定容器は500mlマリネリ容器を使用とのことで、700ml程度であれば何とか大丈夫なようでした。

それでは、クロスチェックの結果です。

商品名:国産丸大豆しょうゆ
産地:国産
製造者:窪田味噌醤油株式会社
製造工場:窪田味噌醤油株式会社
販売者:パルシステム生活協同組合連合会
生産年月:2014年2月17日(製造)
入手年月:2014年3月
賞味期限:2015年8月17日
ロットナンバー:NO DATA
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依頼先:「NPO法人 CRMS市民放射能測定所福島」
測定機器:PGT社 NIGC16190SD
測定時間:147600秒(41時間)
重量:519.0g
測定容器:500mlマリネリ容器
セシウム137:<0.16Bq/kg
セシウム134:<0.12Bq/kg
カリウム40:176.9181±2.036184Bq/kg
================================================

当方の結果は

測定時間:43200秒
重量:1068.5g

測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40:169±38.5Bq/kg

でした。
カリウム40の値も概ね一緒になっております。
結果として、不検出ということで判断いたします。

本商品は、他にも別の製造年月日を測定された測定室があります。
そちらの結果もお伺いいたしましたが、「0.25±0.25Bq/kg」と少しはあるかもしれないとの判断でした。
確定はしておりませんので、参考程度にしていただければと思います。

製造年月日の違いによって、バラつきがありそうですので
一つの目安として考えて頂ければと思います。



※当測定所による2014年3月25日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。

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