2014年1月11日土曜日

茶葉・台湾:宜蘭県大同郷松羅村(2013年)

本日は、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
食品名は、「茶葉」
産地は、「台湾:宜蘭県大同郷松羅村」
製造者及び販売者は、「不明」


京都府にあります店舗で使用されている茶葉とのこと。
一度放射能についても見ておきたいとことでのご依頼でした。

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137共に不検出と判断しました。

(判定方法)
600keV近辺にはピークが確認できますが、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにも、ピークが確認できません。
この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「タリウム208」(トリウム系)

の検出と判断します。
「セシウム134」については、ピークは確認できないので誤検出と判断させて頂きました。
「セシウム137」については、セシウム137が存在していると662keVにピークが確認できるのですが、そのピークが本当にわずかながらも有るように見えないこともないです。
しかし、今回は「カリウム40」によるコンプトン散乱の影響で、スペクトルデータが嵩上げされて表示されております。
そのゆらぎの中でそう見えるだけの感じも受けます。
したがって、セシウム137も不検出と判断させて頂きました。
なお、ウラン系は微量であれば問題はないものと考えられますことを申し添えておきます。

商品名:茶葉
産地:台湾:宜蘭県大同郷松羅村
製造者:NO DATA
製造工場:NO DATA
販売者:NO DATA
生産年月:2013年5月25日
入手年月:2013年11

賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:509.2
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.6Bq/kg
セシウム134:1.46±0.971Bq/kg(<0.7Bq/kg)(誤検出)
カリウム40:415±93.4Bq/kg

※2013年12月15日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。


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長時間測定を行うことによりノイズの平滑化を行い、計数を稼いでいます。
ピークは有りそうなのに検出されていない場合等で、必要な際はゲルマニウム測定による確定が必要になります。
その1:「おのみち -測定依頼所-」の測定室の環境について

・非電化工房さんへ、長時間測定についてお問い合わせをさせて頂きましたので、その内容等を公開したいと思います。

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