2013年9月13日金曜日

伯方の塩・粗塩(93%メキシコまたはオーストラリア、7%国産)(2013年産)伯方塩業株式会社大三島工場

本日も、ご依頼のあった食品の測定結果についてです。
食品名は、「伯方の塩・粗塩」
産地は、「93%メキシコまたはオーストラリア、7%国産」
製造者及び販売者は、「伯方塩業株式会社大三島工場」


瀬戸内海の工場で作られる塩ですが、原料は93%メキシコまたはオーストラリア、7%国産とのこと。
ほとんどが瀬戸内海から採れる塩ではないようです。
よく、スーパーでも見かける塩なので、気にはなりますよね。
瀬戸内海の塩からセシウムとか、誤解させるデマにも近いものがfacebookからありましたし。


「伯方塩業株式会社」
http://www.hakatanoshio.co.jp/

「伯方の塩の想い」
http://www.hakatanoshio.co.jp/thought/index.html
(以下抜粋です)
=======================
原料のこだわり
1971(昭和46)年「塩業近代化臨時措置法」が成立し、日本では「イオン交換膜製塩」以外の方法で海水から直接「塩」を採ることが出来なくなりました。
この様な制約の下、専売公社から許された製塩法は、その当時専売公社が「メキシコ、オーストラリア」から輸入していた「原塩(天日塩田塩)」を利用する方法でした。
また、「伯方の塩」のようなつくり方の自由販売塩の許可は前例がありませんでしたので、原塩を利用すること以外にも
「平釜(熱効率が悪い)を使うこと」「専売塩を誹謗してはならない」などの制約を受け、「袋のデザインや文言の変更」についても専売公社にお伺いを立てなければなりませんでした。
1997(平成9)年3月「塩専売法」の廃止により海水からの直接製塩が認められ、2002(平成14)年4月からは塩の自由化により原料塩の産地を選択できるようになりましたが、
当社は現在もメキシコまたはオーストラリアの天日塩田塩を原料として使用しております。それは、次の理由です。
=======================



それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に不検出と判断しました。


 (判定方法)
605keV、796keV、802keVにはピークは確認できません。
662keVにもピークは確認できません。

この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
 
のみ検出との結果となりました。
他の天然核種もほぼない状態です。
この塩なら、安心して使えそうですね。


商品名:伯方の塩・粗塩
産地:93%メキシコまたはオーストラリア、7%国産
製造者:伯方塩業株式会社大三島工場
販売者:伯方塩業株式会社大三島工場
生産年月:2013年
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:M25FEV.4
測定時間:43200秒
重量:1225.8
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.3Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :7.9±3.9Bq/kg(<2.6Bq/kg)
 
 

※今年の9月2日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。
 
 





 

0 件のコメント:

コメントを投稿