2013年8月28日水曜日

キャベツ(茹で)・岡山県産

本日は、自主測定品の測定結果についてです。
食品名は、「キャベツ(茹で)」
産地は、「岡山県」
製造者及び販売者は、「不明」
です。

尾道市内のスーパーには、群馬県産のキャベツしか並ばなくなりました。
ひょっとしたことから、入手困難な岡山県産のキャベツを頂きましたので、参考に測定をさせて頂きました。

それでは、測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及び137は共に不検出と判断しました。



 (判定方法)
600keVに微妙なピークが確認できますが、796keV、802keVにピークは確認できません。
662keVにもピークは確認できません。


この度の測定結果では・・・

天然核種
「カリウム40」
「鉛214」(微量)(ウラン系)
「ビスマス214」(微量)(ウラン系)
「鉛212」(微量)(トリウム系)
「アクチニウム228」(微量)(トリウム系)
「タリウム208」(微量)(トリウム系)


の検出との結果となりました。
天然核種のウラン系とトリウム系がごく微量存在しますが、微量ですので問題の無いものと考えられます。



商品名:キャベツ(茹で)
産地:岡山県
製造者:NO DATA
販売者:NO DATA
生産年月:平成25年産
賞味期限:NO DATA
ロットナンバー:NO DATA
測定時間:43200秒
重量:740.6
g
測定容器:1Lマリネリ容器(全量充填)
解析精度:3σ
セシウム137:<0.6
Bq/kg

セシウム134:<0.4Bq/kg
カリウム40 :20.7±8.2
Bq/kg
 
 
 

※今年の8月21日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安心を保障するものでもありません。







4 件のコメント:

  1. キャベツにしては、自然放射能が出るんですネ。

    まあ、群馬の物よりは安全かも?。

    厚労省の発表では、去年の群馬のキャベツからセシウム合算で
    3Bq/Kg出てましたし、134と137がバランスよく出ている
    検体も有りましたから、福島のが飛んで行って様です。
    勿論ゲルマでの測定です。

    返信削除
    返信
    1. Oh!すばらしい企画 Aさま

      キャベツからも天然核種が出るようですね。
      茹でた水からかもしれませんが。

      ところで、群馬県産のキャベツ、合算で3Bq/kgほど出ていたのですか。
      当方の情報収集不足でした。
      ありがとうございます。

      削除
  2. 茹でた水からでしたら、水は飲めませんネ。
    他に原因が有りそうですネ。

    追加情報ですが、
    群馬のキャベツは流通品です。
    静岡の流通品のキャベツからも出ています。

    これは、スーパー等のお店に並んでいる物を
    自治体が買って測定したものですので、
    こちらのスーパーにも、並んでいた物と同じかも知れません。

    返信削除
    返信
    1. Oh!すばらしい企画 Aさま

      井戸水とか天然核種が結構出てきますよ^_^
      それを考えたら、検出されたとは言いましても、とても微量です。
      ちなみに、現在井戸水を測定中であったりします。

      キャベツはお好み焼きにも使いますので、この時期は注意したいですね~_~;

      削除