2013年3月2日土曜日

鶏肉(ブラジル産)

過去に測ったシリーズ。
本日は「鶏肉」です。
産地はブラジルです。
原発事故以降、国産の鶏肉が不安なため、安心のできる海外産を探していて見つけたものです。
売っているものは全て冷凍品のため、一度解凍して常温に戻してから詰めます。
鶏肉のように柔らかくて、厚みが2cm以下であればそのまま詰めることができます。


ただ、最近ではブラジル産の鶏肉については、本当に安心できるのかいろいろな話がありますね。
食品の安心を求めていくのは終わりがないのかもしれません。


それでは測定結果です。

測定結果及びスペクトルから判断した結果、
セシウム134及びセシウム137共にピークは確認できません。
よって、セシウム134、セシウム137共に「検出なし」と判断しました。

(判定方法)
1461keV以降はカリウム40によるコンプトン散乱があります。
これを頭に入れてスペクトルを見ていきます。
605、796keV、802keVにはピークが確認できません。
662keVにもピークが確認できません。
鉛214のピーク(242keV,295keV,352keV近辺)が見えるような気がしますが、ゆらぎと判定します。


この度の測定結果では、天然核種カリウム40のみ検出と判定します。



賞味期限:不明
測定時間:43200秒
重量:1,162.0g
測定容器:全量充填

解析精度:3σ
セシウム137:<0.4Bq/kg
セシウム134:<0.3Bq/kg
カリウム40 :50.1±13.3Bq/kg


※昨年の12月21日の測定結果です。
また、放射能測定での数値は絶対値ではありません。
機器や測定環境も左右する確率的な測定ですので、あくまでも参考値としてご活用ください。
この個体(このロット)を測定した結果はその母集団の数値を保障するものでありません。
今回の測定が検出なしでも、永続的な安全を保障するものでもありません。





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